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arata AX-130

arata AX-130

Regular price ¥57,200
Regular price Sale price ¥57,200
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Stake

強度・軽量さ・機能性
その全てを諦めないテント


 

  • 本商品は8月に2回に渡り弊社から出荷業務委託先に発送されます。
  • 初回の販売は8月9日21:00頃となります。
  • 発送は8月12日となります。
  • 8月12日以降のご注文は翌営業日までの出荷となります。
  • 弊社は8月21日から23日まで夏季休暇となります。(8月24日、25日も平常通り休業日となります。)

軽量さと耐風性」
相反する 要求の新次元での両立に挑戦


「4シーズン山岳地帯で使用できる耐風性能を持たせる」
「2人が不自由なく過ごせる空間を備えつつ可能な限り軽量とする」


我々はこれら相反する要求を既存のテントとは異なる新たな次元でバランスさせることに挑戦しました。 

開発の再初期に素材の重量を計算し、直ぐに明らかになったのは強度よりも軽量さを重視したテントポールの採用が必須であること。山岳テントとしての強度を確保しながらより軽量なテントポールを採用する、それは簡単には答えが見つからない問いであることを予感させました。

エンジニアとしての経験を元に知恵を巡らせ、辿り着いた答えは独自のスリーブハブ構造とガイラインを駆使したトラス構造でした。スリーブハブは従来のテント達が二者択一で選択してきたスリーブ式と吊り下げ式、それぞれの方式の強度面の長所を併せ持つ画期的な構造です。さらにガイラインを用いたトラス構造と組み合わせ、天候に合わせてテントの強度を高めていけるようにしました。

強度同様に重要視した居住性についても、我々は独自のアイディアによって魅力的なものとしています。2人用と称される日本ブランドの主な山岳テントの奥行は実測で120未満〜127cmの中、133cmとゆとりあるサイズに設定。横幅210cm、高さ102cmとあわせて広々とした空間を実現しました。

その居室空間に加え、さらにユニークな後室空間をギアの収納スペースとして用意することで、2人用山岳テントとして不自由を感じさせないスペースを備えています。


 
これほどの性能と居住性を持ちながらも最小重量1075gという軽さを達成※1
2人用山岳テントとして最大クラスのフロア面積を実現することができました。

製品にはテント本体やフライシート、
ペグやポールの他にグラウンドシートも付属します。
必要なものをすべて一つにパッケージとしました。
またAXシリーズをさらに強固に快適にするオプション品も揃えています。

AX-130は2人でテント泊を伴う登山を楽しめる新世代の日本の山岳テントです。



今回のアップデートでは下記の改良・変更を行いました。
・ポールスリーブの片側をクローズド構造とし、テントの立ち上げを容易にしました。
・初期モデルと比較し、ナイロンが収縮する厳冬期にテント設営するときに必要とする力を低減しました。
・ガイロープをフライシートに移設し、ガイロープを迅速に使えるように変更しました。
・フライシートとインナーテントをベルクロで固定できるようにし、インナーテントとフライシートを結合した状態で設営することを容易にしました。
・インナーテントの10D生地のコーティングを変更し強度を高めました。
・テントポール受け止め金具の形状を変更し、部品の軽量化を果たすとともにテントポールが設営時に抜けてしまうリスクを低減しました。
・テント収納袋を大きくし、凍りついたテントでも収納しやすくしました。
・テントの奥行を133cmから128cmに短縮しました。

 






Technical Note
AX-130に盛り込んだ技術やこだわりをご紹介します 





高性能テントポール「DAC Featherlite NFL 8.7」を採用




極端な機能の省略なくこの重量を実現するため、AX-130のポールには強度よりも軽量さを優先した「DAC Featherlite NFL 8.7」の採用が不可欠だった。

しかしながらこのポールをDAC社としては強風の吹き荒れる中で使用されるアルパインユースには推奨していない。 そのためこのポールを使用しつつアルパインテントとして成立させるにはブレイクスルーが必須だった。


上のグラフのX軸はポール40cmあたりの重量とY軸は断面二次モーメントでDAC社製テントポールの重量と強度の関係を表している。 (左上に行くほど軽くて強い、右下に行くほど重くて弱い)


AX-130が採用するDAC NFL 8.7(青四角)は、このサイズ感の山岳テントによく用いられるDAC Featherlite NSL 8.5(赤四角)と比較して約22%も軽量だが強度が約17%低下していることがわかる。

AXシリーズではテントの構造に下記の三つの革新的な機構を盛り込むことでポールの強度を補っている。



1. フルスリーブインナーテント x 独自のスリーブハブ




AXシリーズではインナーテントとポールの結合にスリーブを採用している。スリーブ式は近年のテントによく見られるフック式(吊り下げ式)と比べ、ポールにかかる負荷が分散されると共にポールの変形を抑制する構造である。


一方で既存のスリーブ式のテントは2本のスリーブがつながっておらず、2本のポールが効果的に支え合う構造にはなっていない。 その点フック式は2本のポールの中央がスイベルにより結合しており2本のポールが互いに支え合う構造になっている。

 arataはスリーブ式、フック式、それぞれの長所を両取りするために独自のスリーブハブを生み出した。上の写真の通り2本のスリーブがハブを介して連結しており、スリーブ式ながらも2本のポールが互いに支え合うことを可能にしている。



エントリーユーザーには設営が難しそうと思われがちな構造だが、フックを一つ一つはめる必要がないので実際にはフック式よりも迅速な設営が可能。さらにフライシート、インナーテント、グラウンドシートがあらかじめ結合された状態から一度に立ち上げることことが可能であり、雨天時の設営では大きなアドバンテージがある構造となっている。


 


2. スリーブハブガイポイント

 

AXシリーズはスリーブハブにはガイラインの締結ポイントを設けてある。 上の写真のようにポールを縛り上げるようにクロスさせてペグダウンすることで、2本のポールをフック式のスイベルで結合したかのように剛結させることが可能である。 



スリーブハブガイラインはフライシート頂上に設けられた孔を通して外に出すことができる。AX-130は長辺側の投影面積が大きいため、長辺側からの風の影響を受けやすい。スリーブハブガイポイント※2 は変位の大きいテント頂上部から長辺側をペグダウンすることにより、テントの耐風性を高めるarataの独自の機構である。
(オプションのエマージェンシーガイラインキットを利用するとより便利です)




3. インナーガイライン

 

AXシリーズのインナーテントの短辺側の内側にはインナーガイロープを設置している。これはプレハブ工法の建物でよく見られる補強のためのブレースと同じ役割を果たし長辺側からの風によるテント変形を抑制する働きがある。

 
さらにAXシリーズはオプションのエマージェンシーガイラインキットを取り付けることで、内部空間を犠牲にしてテントの強度を高めることが可能。 特に天気の予測が困難な長距離の縦走時や、天候が変わりやすいポイントにテントを設営する場合には携行することをおすすめします。



荷室空間の拡張と耐風性を向上させる後室


AXシリーズは入口側の前室に加え背面に後室空間を備えている。この空間は荷室空間を形成するとともに背面からの耐風性を高めている。

1-2人用のX字のドーム型テントは投影面積の大きい長辺側からの風に弱い。片側出入口のテントは軽量化のために背面はインナーテントにピッタリとそう形状であることが通常だが、風を受け流しにくい構造となるため風に弱い方向が生まれる。

AXシリーズは過度に軽量さを追求することなく堅牢さと実用性を優先した構造としている。



地面とフライシートの距離


フライシートの下端の高さを上げるのは軽量化の常套手段だが、AXシリーズは雨風の強い荒天・降雪時の使用を意識していて可能な限り低く設定している。

雨を伴う強風時にフライシートをすくい上げるように雨を巻き込んだ風がテント内に侵入するリスクを低減している。 またAXシリーズはレインフライのまま降雪期も使用する事を想定している。AXシリーズは地面とフライの隙間を雪で埋めておくことにより、フライシート内への雪の侵入を抑制することができる。



透けにくいテントカラー


人気の山のテント場ともなれば手を伸ばせば隣のテントに届きそうなこともしばしば。最近のテントは生地が薄く、明るい色だと日中ですら中の人がうっすらと見えてしまうこともある。

AXシリーズはインナーテント・フライシートの両方を濃いグレーにしたことで、日中外から中の様子が見えることはなく、夜間のライト点灯時の人影の鮮明さも改善している。

濃いグレーにすることのデメリットは日中のテント内の温度上昇となるが、高温な季節はカラーによらず日中テント内で過ごすのは困難である。そんためAXシリーズはプライバシーの保護の方が優先したカラー設定とした。




Technical Spec

arata AX-130
Version : 3.0
Seasons : 4-season
Sleeping Capacity : 2-person
Packed Size : 24 × 17 × 12cm(L x W x H)
Minimum Trail Weight : 1075g
Packed Weight : 1270g ( Including Optinal Stake 12pcs,  Excluding GroundSheet 113g)
Floor Dimensions : 128cm x 210cm(L x W )
Peak Height : 102cm
Number of Doors : 1 door(There is one other door for luggage.)
Pole Material : Aluminum DAC Featherlite NFL 8.7
Inner Fabric : 10D breathable nylon
Floor Fabric : 15D ripstop nylon silicone coated (PU1500)
Rainfly Fabric : 15D ripstop nylon with silicone coating (PU1200 )
Contents : Tent body, Flysheet, Groundsheet, Tent poles, and Special storage bag 


Option
Stake : DAC J-STAKE (12pcs)
Emergency guyline kit : Inner Diagonal Guylines × 4pcs, Sleeve Hub Guylines × 2pcs, DAC J-Stake × 2pcs
Ground Sheet for Back Room : Ground Sheet × Bag





Close-up detail


 調理や荷物置きに優れた広い前室を備えています
※写真は以前のバージョンとなります







 出入りしやすさに配慮した大型のC字ドア(メッシュ切換可)
逆U字ドアと異なり、ドアを全開にせずとも出入りが可能です





 入口反対側には後室へのアクセスが可能な小窓を備えます






 テント内部から後室部へ気軽にアクセスできます
登山靴やアイゼン等々テント内にて収納しにくいものなどを置くことが可能です
別売りの後室用グラウンドシートを使用することで荷物が直接地面に触れることなくより快適にご使用いただけます







 煙突型メッシュ窓付ベンチレーション
ナイロンは完全密封されないため厳冬期等の積雪時での窒息のリスクを低減します
入口下方のメッシュ窓より冷たい空気を取り入れ温まった空気を上方より排出する設計としています







インナーテントとフライシート入口部は便利なダブルスライダー構造を採用しています
上部だけを開けて外の様子の確認することが可能です




上部にはベンチレーションロッド備えており換気性を向上することが可能です
開けた状態でも雨が侵入しにくくなるように設計されています
使用しない時に邪魔にならないように設計を見直しました





インナーテント内部短辺側下部左右にはメッシュポケットを二つ備えています
ポケット位置を見直しさらに使いやすく変更しました
インナーガイライン取付点下側に樹脂リングを追加し、ガイラインのテンションを調整しやすくしました





Option Parts

DAC J-STAKE Set (12pcs)



DAC J-STAKEはarataが信頼し、日本の山岳環境に適していると考えるペグです。
V-Shapeは貫通力と支持力のバランスに優れ、柔らかい地面から大粒の石が堆積した硬い地面まで破損することなくしっかりと突き刺さり地面を捉えます。エンジニア目線でコスト、性能のバランスを見てこれよりも優れたペグはないと我々は考えています。

※ペグ無しを選択した場合ペグは付属しません。
 こちらを購入されるか別途ご用意をお願いいたします。



arata Emergency Guyline Kit



AXシリーズの強度をより高めるオプションアイテム。 エマージェンシーガイラインキットを上の画像の通り取り付けることで、内部空間を犠牲にしてテントの強度を高めることが可能となります。 特に天気の予測が困難な長距離の縦走時や天候が変わりやすいポイントにテントを設営する場合には携行することをおすすめします。
*Version 2をお選びください。



arata Ground Sheet for Back Room

AXシリーズのバックルーム(フライシートとテント本体の間)用のグラウンドシートです。 この製品を使用することでバックルームを使用した際に地面からの汚れを防ぎます。汚したくないものやギアを置く際には重宝するアイテムです。
*Version 3をお選びください。

【COMING SOON】
arata AX-130 Inner Tent Mesh-Type (for Ver.3.0)

商品画像1
AX-130 Ver.3.0から新たに設定されたメッシュタイプのインナーテント※3です。
下部以外をメッシュ素材とすることで夏時期などをより快適にお過ごしいただけます。
従来のナイロン素材と比較し軽量となるためより軽さを求めるハイカーにもおススメです。




※1 装備重量は1265g、ただし付属するグラウンドシートの重量(113g)は装備重量に含まれません
※2同部専用のガイラインは付属しないためオプションのエマージェンシーガイラインキットをお買い求めいただくかご自身で適当な長さに切ったガイロープを取り付けてご使用ください
※3 arata AX Inner Tent for Mesh-Type (AX-130 Ver.3.0)はAX-130 Ver.3.0専用品です、それ以外のバージョンではご使用になれませんのでご注意ください
※ お使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます、予めご了承ください
※文中記載の平均的寸法についてはarata調べによるものです

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