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arata AX-75

arata AX-75

通常価格 ¥51,150
通常価格 セール価格 ¥51,150
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Stake

2025年2月25日 18:00
上記のボタンが『予約販売』に切り替わり予約注文受付開始
新型AXシリーズの発送開始時期(予定)は下記の通りです


AX-75・AX-79…3月下旬
AX-130…3月中旬




RIGHT SIZING
小柄な人に最適な山岳テントを届けたい


 

「小柄な人の体格に合わせたオールシーズン山岳テント」
ポール変更により山岳用テント最軽量クラスレベルを実現


大柄な人が使えるテントは小柄な人も勿論使うことができますが、大きい分だけ重く、小柄な人にとっては不要な重量負荷が掛かることになります。

同等の体型であれば身長が低い人は高い人に比べて筋力が少ない分、テントの重量は重要な問題です。特に女性は男性と比べて一般に同一身長でも筋力が少ない分、その重要度は増します。

日本人の男女の平均身長を比較すると、男性は約172cmであるのに対し女性は約158cmと約8%もの開きがあります。しかしながらテントはアパレルの様に身長や男女別にサイズがラインナップされている訳ではありません。

そこでarataは約165cmの人が不自由なく使用することができるテントを作れば多くの女性と小柄な男性に最適なサイズとなり、また多少の不便を感じても軽量さを優先させる登山者に響く製品となると考えました。 

 


今回アップデートによりDAC Featherlite NFL 8.7を新たに採用。
これによりAX-75は強度アップをしながらも更なる軽量化を実現、その最小重量は880g※1と、日本のダブルウォールの山岳テントとしては最軽量クラスに仕上げることができました。

またAXシリーズ共通の独自のスリーブハブ構造とガイラインを駆使したトラス構造を採用、軽量ながらも強度が高く、天候に合わせてテントの強度を高めていけるようにしています。

製品にはテント本体やフライシート、ポールの他にグラウンドシートも付属します。
またAXシリーズをさらに強固に快適にするオプション品も揃えています。

AX-75は小柄な人や、スペースよりも重量を優先する登山者にピッタリな新世代の日本の山岳テントです。



今回のアップデートではDAC Featherlite NFL 8.7の採用に加え、下記の改良・変更を行いました。

・ドアポケットの取付位置の変更による利便性の向上
・テントポールの取付方法の変更による誤ってスリーブを破損させるリスクの低減
・インナーテントボトム部の局部的な耐摩耗性の向上
・ペグの有無を選択性に変更
・インナーガイライン下側取付点に樹脂リングを追加し、張力の調整性を向上
・フライシート上部のベンチレーションロッド未使用時の収納形態を改善




Technical Note
AX-75に盛り込んだ技術やこだわりをご紹介します



 


高性能テントポール「DAC Featherlite NFL 8.7」を新たに採用



AX-75の更なる進化のためにはYunan UL 7.5からDAC Featherlite NFL 8.7への採用が不可欠だった。

この変更によりテントポールの強度は増したもののDAC社としてはNFL8.7を強風の吹き荒れる中で使用されるアルパインユースには推奨していない。 そのためこのポールを使用しつつアルパインテントとして成立させるに前モデルのブレイクスルーを引き継いでいる。


上のグラフのX軸はポール40cmあたりの重量とY軸は断面二次モーメントでDAC社製テントポールの重量と強度の関係を表している。 (左上に行くほど軽くて強い、右下に行くほど重くて弱い)

AX-75が採用するDAC NFL 8.7(青四角)は、このサイズ感の山岳テントによく用いられるDAC Featherlite NSL 8.5(赤四角)と比較して約22%も軽量だが強度が約17%低下していることがわかる。

AXシリーズではテントの構造に下記の三つの革新的な機構を盛り込むことでポールの強度を補っている。



1. フルスリーブインナーテント x 独自のスリーブハブ


 AXシリーズではインナーテントとポールの結合にスリーブを採用している。スリーブ式は近年のテントによく見られるフック式(吊り下げ式)と比べ、ポールにかかる負荷が分散されると共にポールの変形を抑制する構造である。

一方で既存のスリーブ式のテントは2本のスリーブがつながっておらず、2本のポールが効果的に支え合う構造にはなっていない。 その点フック式は2本のポールの中央がスイベルにより結合しており2本のポールが互いに支え合う構造になっている。

arataはスリーブ式、フック式、それぞれの長所を両取りするために独自のスリーブハブを生み出した。上の写真の通り2本のスリーブがハブを介して連結しており、スリーブ式ながらも2本のポールが互いに支え合うことを可能にしている。



エントリーユーザーには設営が難しそうと思われがちな構造だが、フックを一つ一つはめる必要がないので実際には迅速な設営が可能。また少々難しさを伴うものの、いざとなればフライシート、インナーテント、グラウンドシートがあらかじめ結合された状態から一度に立ち上げることことが可能であり、雨天時の設営でアドバンテージがある構造となっている。





2. スリーブハブガイポイント



AXシリーズはスリーブハブにはガイラインの締結ポイントを設けてある。 上の写真のようにポールを縛り上げるようにクロスさせてペグダウンすることで、2本のポールをフック式のスイベルで結合したかのように剛結させることが可能である。



スリーブハブガイラインはフライシート頂上に設けられた孔を通して外に出すことができる。AX-75は長辺側の投影面積が大きいため、長辺側からの風の影響を受けやすい。スリーブハブガイポイント※2 は変位の大きいテント頂上部から長辺側をペグダウンすることにより、テントの耐風性を高めるarataの独自の機構である。
(オプションのエマージェンシーガイラインキットを利用するとより便利です)




3. インナーガイライン

 
AXシリーズのインナーテントの短辺側の内側にはインナーガイロープを設置している。これはプレハブ工法の建物でよく見られる補強のためのブレースと同じ役割を果たし長辺側からの風によるテント変形を抑制する働きがある。



さらにAXシリーズはオプションのエマージェンシーガイラインキットを取り付けることで、内部空間を犠牲にしてテントの強度を高めることが可能。 特に天気の予測が困難な長距離の縦走時や、天候が変わりやすいポイントにテントを設営する場合には携行することをおすすめします。



荷室空間の拡張と耐風性を向上させる後室


AXシリーズは入口側の前室に加え背面に後室空間を備えている。この空間は荷室空間を形成するとともに背面からの耐風性を高めている。

1-2人用のX字のドーム型テントは投影面積の大きい長辺側からの風に弱い。片側出入口のテントは軽量化のために背面はインナーテントにピッタリとそう形状であることが通常だが、風を受け流しにくい構造となるため風に弱い方向が生まれる。

AXシリーズは過度に軽量さを追求することなく堅牢さと実用性を優先した構造としている。



地面とフライシートの距離


フライシートの下端の高さを上げるのは軽量化の常套手段だが、AXシリーズは雨風の強い荒天・降雪時の使用を意識していて可能な限り低く設定している。

雨を伴う強風時にフライシートをすくい上げるように雨を巻き込んだ風がテント内に侵入するリスクを低減している。 またAXシリーズはレインフライのまま降雪期も使用する事を想定している。AXシリーズは地面とフライの隙間を雪で埋めておくことにより、フライシート内への雪の侵入を抑制することができる。



透けにくいテントカラー



人気の山のテント場ともなれば手を伸ばせば隣のテントに届きそうなこともしばしば。最近のテントは生地が薄く、明るい色だと日中ですら中の人がうっすらと見えてしまうこともある。

AXシリーズはインナーテント・フライシートの両方を濃いグレーにしたことで、日中外から中の様子が見えることはなく、夜間のライト点灯時の人影の鮮明さも改善している。

濃いグレーにすることのデメリットは日中のテント内の温度上昇となるが、高温な季節はカラーによらず日中テント内で過ごすのは困難である。そのためAXシリーズはプライバシーの保護の方が優先したカラー設定とした。




Technical Spec

arata AX-75
Version : 2.0
Seasons : 4-season
Sleeping Capacity : 1-person
Packed Size : 24 × 17 × 11cm (L x W x H )
Minimum Trail Weight : 880
g
Packed Weight : 1065g ( Including Optinal Stake 12pcs,  Excluding GroundSheet 68g)
Floor Dimensions : 75 x 200cm (L x W )
Peak Height : 93cm
Number of Doors : 1 door(There is one other door for luggage.)
Pole Material : Aluminum DAC Featherlite NFL 8.7
Inner Fabric : 10D breathable nylon
Floor Fabric : 15D ripstop nylon silicone coated (PU1500)
Rainfly Fabric : 15D ripstop nylon with silicone coating (PU1200)
Contents : Tent body, Flysheet, G
roundsheet, Tent poles, and Storage bags 

 

Option
Stake : DAC J-STAKE(12pcs)
Emergency guyline kit : Inner Diagonal Guylines × 4pcs, Sleeve Hub Guylines × 2pcs, DAC J-Stake × 2pcs
Ground Sheet for Back Room : Ground Sheet × Bag
 




Close-up detail


調理や荷物置きに優れた広い前室を備えています

 

 

 

 



出入りしやすさに配慮した大型のドア(メッシュ切換可)
L字型ドアは片手でドアの開閉が容易であり、逆U字型と異なり全開にしなくても出入りが可能です

 


 

入口反対側には後室へのアクセスが可能な小窓を備えます

 

 

 


テント内部から後室部へ気軽にアクセス可能
登山靴やアイゼン等々テント内にて収納しにくいものなどを置くことが出来ます
別売りの後室用グラウンドシートを使用することで荷物が直接地面に触れることなくより快適にご使用いただけます

 

 

 


煙突型メッシュ窓付ベンチレーション
ナイロンは完全密封されないため厳冬期等の積雪時での窒息のリスクを低減します
入口下方のメッシュ窓より冷たい空気を取り入れ温まった空気を上方より排出する設計としています

 

 


インナーテントとフライシート入口部は便利なダブルスライダー構造を採用しています
上部だけを開けて外の様子の確認することが可能です

 

 



上部にはベンチレーションロッド備えており換気性を向上することが可能です
開けた状態でも雨が侵入しにくくなるように設計されています
使用しない時に邪魔にならないように設計を見直しました

 

 



インナーテント下部左右にはメッシュポケットを二つ備えています
インナーガイライン取付点下側に樹脂リングを追加し、ガイラインのテンションを調整しやすくしました






Option Parts

DAC J-STAKE Set (12pcs)



DAC J-STAKEはarataが信頼し、日本の山岳環境に適していると考えるペグです。
V-Shapeは貫通力と支持力のバランスに優れ、柔らかい地面から大粒の石が堆積した硬い地面まで破損することなくしっかりと突き刺さり地面を捉えます。エンジニア目線でコスト、性能のバランスを見てこれよりも優れたペグはないと我々は考えています。

※ペグ無しを選択した場合ペグは付属しません。
 こちらを購入されるか別途ご用意をお願いいたします。




arata Emergency Guyline Kit



AXシリーズの強度をより高めるオプションアイテム。 エマージェンシーガイラインキットを上の画像の通り取り付けることで、内部空間を犠牲にしてテントの強度を高めることが可能となります。 特に天気の予測が困難な長距離の縦走時や天候が変わりやすいポイントにテントを設営する場合には携行することをおすすめします。



arata Ground Sheet for Back Room

AXシリーズのバックルーム(フライシートとテント本体の間)用のグラウンドシートです。 この製品を使用することでバックルームを使用した際に地面からの汚れを防ぎます。汚したくないものやギアを置く際には重宝するアイテムです。




※1総重量は1065g、ただし付属するグラウンドシートの重量(68g)は総重量に含まれません
※2同部専用のガイラインは付属しないためオプションのエマージェンシーガイラインキットをお買い求めいただくかご自身で適当な長さに切ったガイロープを取り付けてご使用ください
※ お使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます、予めご了承ください
※文中記載の平均的寸法についてはarata調べによるものです

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